私だけの俺様王子
「先輩もこりないですね。いいかげんあきらめたら?」


最初は敬語だったけど、最後はタメぐち・・・。



いいのかな? 先輩にタメぐちで・・・。



「生意気だな。お前。」


「は? 生意気? それ、あんたらでしょ。」



「っっ!! おい。行くぞ。」


あ。また逃げた。


てか、泉って強っ!


また、助けられちゃった。


「愛羅さ、ほんとにナンパされやすいな。」


クスクス笑いながら言う泉。


私はその前に呼び捨てにされたことにびっくりした。


「なななな、なんで呼び捨て!?」


「は? なに言ってんの。呼び捨てじゃだめなの?」


「いえっ。そんなわけではない・・・デス。」


「愛羅ってこれから帰るの?」


帰る・・けど・・・。



旬くんを待ってるの・・・。



それに誕プレを買いに行くことがばれたらダメだし。






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