7days
「・・・」
「ん。わかった」
なにがわかったと?
なにを言っとる、この王子。
すると王子は、またもグイッっと手を引いた。
「!?」
腰に手をまわされ、私を立ち上がらせると、
なんとまさかのホール中央へ進んでいくじゃーありませんか。
踊っていたみんなは、ささっと壁際にはけ、音楽もかわった。
「・・・あの?」
自分でもよくわからない問いに、王子はスッと近づいた。
そして
私の耳元に口を寄せて言った。
「俺に体預けて、お人形になっとけ」
・・・むか。