7days
「まあ、これがありゃなんとかなるぜ」
杯を受け取ったケントは、そう言った。
「これでどうすんだ?」
「この杯に、古(イニシエ)の清水を入れ、姫君の歌を響かせるの。つまり後は、私次第ってとこね」
ガラガラガラガラ…
足の踏み場が全くないので、もう宝物たちを押しのけていくしかない。(もちろん、ここでも俺は無言の責め苦を受ける・・)
ケントとコハルがドアに向かうのに続いて進む。
「…んで、次はどこに行くんだ?」
「決まってんだろ。
古の清水を取りに行くんだ」