7days

だって、一人だけだったからベットでくつろいでて。

慌てたもんですから、ヒレってこと忘れてただけですもん。


まあ、こんな恥ずかしい姿をさらす形になったんですが。




「もう!!なんなんですか!!!!」

ムキになって、上半身だけ起こして王子に言った。


「・・逆ギレかよ」


どーせ逆ギレですよ。絶対に鼻とおでこ赤くなってるし。


「様子見だよ、様子見。お前、今日後半からずっと上の空だったろ。今日初めて会ったやつに言われるのもどうかと思うだろうけど」



後半・・・ぁ、確か賢斗のこと考えてたんだ。


「前半は、まあ初対面だったし、めんどくさいほど固まられても許してやれるが」


め、めんどくさい・・・


「後半のあの魂の抜けようは、流石に明日は俺でもカバーしきれねぇよ」



たっ、魂、抜けっ・・・!?



「・・・・・・」



「おーい」




「・・・・・・申し訳ないです」



< 119 / 197 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop