7days
だって、一人だけだったからベットでくつろいでて。
慌てたもんですから、ヒレってこと忘れてただけですもん。
まあ、こんな恥ずかしい姿をさらす形になったんですが。
「もう!!なんなんですか!!!!」
ムキになって、上半身だけ起こして王子に言った。
「・・逆ギレかよ」
どーせ逆ギレですよ。絶対に鼻とおでこ赤くなってるし。
「様子見だよ、様子見。お前、今日後半からずっと上の空だったろ。今日初めて会ったやつに言われるのもどうかと思うだろうけど」
後半・・・ぁ、確か賢斗のこと考えてたんだ。
「前半は、まあ初対面だったし、めんどくさいほど固まられても許してやれるが」
め、めんどくさい・・・
「後半のあの魂の抜けようは、流石に明日は俺でもカバーしきれねぇよ」
たっ、魂、抜けっ・・・!?
「・・・・・・」
「おーい」
「・・・・・・申し訳ないです」