7days
想い
城へ
~賢斗side~
「ゲホッ…………!!!」
「賢斗!!!!」
ああ……ギリギリセーフ、か……
俺は間一髪のところでケントを水から守ったが、流石の俺も今回は結構きいたっぽいな。
ん、そういや…
「ケント…水は……?」
「それは……」
バシャバシャバシャバシャッ…!
「賢斗くん!?」
そう言って近づいた姫の手の中には、
清水の入った杯があった。
「汲め、たのか」
……体が重い。
「賢斗、お前はじっとしてろっ!コハル、城へ行くぞ!!」
そう言って、俺はケントに担がれた。
「……うっ」
その軽く(いや、雑な)担ぎ方により、水を受けたところがさらに悪くなったらしい。
「きゃーーー!!ケ、ケント、賢斗くんから血がっ!」
こンのやろう、怪我人はもう少し丁寧に扱いやがれ…
そして俺の意識は、ゆっくりと薄れていった。
「ゲホッ…………!!!」
「賢斗!!!!」
ああ……ギリギリセーフ、か……
俺は間一髪のところでケントを水から守ったが、流石の俺も今回は結構きいたっぽいな。
ん、そういや…
「ケント…水は……?」
「それは……」
バシャバシャバシャバシャッ…!
「賢斗くん!?」
そう言って近づいた姫の手の中には、
清水の入った杯があった。
「汲め、たのか」
……体が重い。
「賢斗、お前はじっとしてろっ!コハル、城へ行くぞ!!」
そう言って、俺はケントに担がれた。
「……うっ」
その軽く(いや、雑な)担ぎ方により、水を受けたところがさらに悪くなったらしい。
「きゃーーー!!ケ、ケント、賢斗くんから血がっ!」
こンのやろう、怪我人はもう少し丁寧に扱いやがれ…
そして俺の意識は、ゆっくりと薄れていった。