7days


そして目が覚めたとき


俺らが乗ってるのが、デカいサメの上だってことを知った。


「は!?…ッゲホゲホ!」

「ダメよ!いくら私の治療魔法でも、あなたの傷には応急処置くらいにしかなってないんだからっ」


「…サメ、危険とかねぇの?」


「お前な。そういうのを先入観って言うんだ。

まあ、確かに速そうな魚だと思って、従わせたけどよ」


よく見ると、このサメの頭にはでっかいタンコブが2、3ある。



こいつも不運だな。



「もうじき城だ。日の出までの時間はあと少しだ」


「…日の出?」


「小桜さんが囚われるまでのタイムリミットよ」


日の出……!!!


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