7days
「大臣さん?」
すると、大臣さんは私を呼びにきた金魚さんたちに、先に行くように促した。
「小桜殿。
今回の式の件なんじゃが・・」
「わかっています。全部、この世界と王子のためだったんでしょう?」
「なぜそれを・・?」
はは・・立ち聞きです・・・
「王子はもう気づいてる。それに、大臣さんも私を思ってくれたから許します」
ぽたっ・・ぽたっ・・ぽたっ
「えっ」
見ると、大臣はそりゃもう大粒涙がこぼれだし始めていた。
「小桜殿~・・なんて良い方なんじゃ~~」
「ごっ、号泣!?もう式ですよ!?」