7days
ああ、だめだこりゃ。
泣き止む気配すらないな!
「大臣さんっ、着いたみたいよ?付き添いありがとう。
いってきます!!」
「ごあるどのっ・・うっぐ・・・あどでおば、うっぐ・・おばなじがありゅまずのじぇ(小桜殿、あとでお話がありますので)」
後ろで大臣が、素ン晴らしほどの鼻声で何か言っていたが、よく聞き取れなっかた。
まあ、既にほかの家来(?)の方が大臣に気づいて声かけに行ってたから、大丈夫かな。
「レイっ!!」
周りには、家来の方々がいっぱいいたけど、その中でも自然と目に入るほど、彼はとてもわかりやすかった。
だって雰囲気がそこだけなんか違っていたから。
つまり、イケメンオーラっていうか・・王子様オーラっていうか。