7days
進んでるうちに徐々に傾斜になり、水はついに腰辺りになった。
「・・意外と深いな、ここ」
「だね。あ、あそこ。上に上がるれるみたい。」
「俺、先上がるからちょっとお前そこで待ってろよ」
グイッ
今度は私がレイの腕を引っ張る。
「さっきから、言おうと思ってたけど、
私の名前は小桜だからっ。こーはーるー!!わかった?」
「わぁったよ、小桜っ」
「よろしい!」
そしてレイは簡単に上がっていった。
もちろん、もろ岩で、ロッククライミングみたいな感じなんだけれど。
「ほら、手ェ貸せ」
「うい」
レイに手を掴まれ、いとも簡単に引き上げられる。