7days
行きつく先に
迷路
今回も同じく、白のワンピース。脚には、リボンが交差して巻かれていて裸足。
「こんなに落ち着く所でも城の中。ずっとここにいたら、見つかるのも時間の問題よね…」
うーん、と頭を悩ませていると風が吹いた。
いつもの柔らかい風ではなく、少し強めな風が。
「こっち…?」
それは私を導くように、私を進ませた。
そして、湖の端っこの少し横。そこにある茂みの下に小さなドアがあった。
これね。
小さなドアを開けると、階段が下に続いていた。
賢斗…無事でいてよね。
私は後ろを振り返った。
「ありがとう。」
私は、下に降りていった。