一般人になるまで
「ねぇ拓人くん、なんで病院なの?何処か悪いの?」
本当に心配している様子の佳奈が可哀想で仕方がない
「大丈夫よ佳奈、拓人は頭がいかれてるだけだから」
「先生ー、俺今言葉の暴力を受けました!」
馬鹿みたいなやりとりをしながら、不謹慎な思いを胸に受付をすぎる
家族が神妙な顔をして、涙を堪えている姿や、緊急オペだ!と騒ぎ立てる医者、運ばれてくる重病者を見て拓人は目をキラキラとさせて、嬉しそうにしている
一方の私も、カシャカシャと音を立てて医療用ハサミやメスが運ばれてくるのを見て、あれで手首や首に刃を立てたら…とうっとりだ
「…楽しい?」
佳奈が戸惑いがちに聞いてくる
「「うん!」」
二人して、幸せそうな顔で答えたら、二人が楽しいなら楽しいよ、と佳奈もにっこり微笑んだ
本当に心配している様子の佳奈が可哀想で仕方がない
「大丈夫よ佳奈、拓人は頭がいかれてるだけだから」
「先生ー、俺今言葉の暴力を受けました!」
馬鹿みたいなやりとりをしながら、不謹慎な思いを胸に受付をすぎる
家族が神妙な顔をして、涙を堪えている姿や、緊急オペだ!と騒ぎ立てる医者、運ばれてくる重病者を見て拓人は目をキラキラとさせて、嬉しそうにしている
一方の私も、カシャカシャと音を立てて医療用ハサミやメスが運ばれてくるのを見て、あれで手首や首に刃を立てたら…とうっとりだ
「…楽しい?」
佳奈が戸惑いがちに聞いてくる
「「うん!」」
二人して、幸せそうな顔で答えたら、二人が楽しいなら楽しいよ、と佳奈もにっこり微笑んだ