一般人になるまで
大声で頼んだ注文まで一緒で、そこでまた言い争いがはじまる

「好きな物まで調べちゃって、この変態!」

「へ、変態ッ!?お前が俺の好みに合わせたんだろうが!」

このままでは埒があかないと、パフェがきたとこで一回整理しようと、声のボリュームを落としながら、二人してパフェを頬張る

「お前は俺のストーカーではないわけね?」

「ええ、あなたこそ私のストーカーではないわけね?」

「あぁ、そんなんじゃない」

お互いが、しっかりと確認をとったあと、お互いが聞かれたくない話題に入る

「じゃあなんで、高校生らしくもないホームセンターや、一人で海なんて寂しいことしているの?」

「その言葉そっくりそのまま返すぜ」

しまった、墓穴だったわ…
< 8 / 44 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop