春が来るまで・・・
〜葉月陸人side〜

「きょ・・・きょーいく委員会に訴えてやるから!」

・・・は?

なにを・・・

彼女は掴んでいる手に力をいれていた

なんだか・・・かわいい・・・

う〜ん

かわいい・・・

そう思ったら

笑えてきた

「フッ」

でも彼女は気付いていないようだ

きっと
俺は彼女とまだ一緒にいたかったんだ

「それは困ったな〜
 どうすれば許してくれる?」

気づいたらそう言っていた
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