春が来るまで・・・
「あ、ありがとうございます」

「どーいたしまして」

――キュン―――

胸がキュンキュンする
それに・・・
先生といるとドキドキする・・・

「何買ったんだ?」

振り向こうとしたら
先生の顔がすぐ目の前にあった

「ひゃぁ!」

「いちごみるくか
 たしかに、お前らしいな」

「どうせ子供っぽいですよ~だ」

フンッ

怒ったふりをしてみた

でもそんなことはお構いなしで

先生は

「俺にも飲ませてよ」

「え?」

そしたら
あたしの手を取って
いちごみるくを飲んでいた

手・・・手が震える!

「・・・好きだよ」

「え?」

もしかして・・・あたしのこと?

「いちごみるく」

「いちご・・・みるく?」

「ぷ、はははは」

さ・・・最悪!

しかも何?あたしも・・・
自意識過剰だって!

それに顔が熱い
絶対赤いよ~~
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