貧乏娘×御曹司


昨日からずっと


佐藤君のちょっと甘い声が


頭の中を巡っている



「はぁ~あ」


「結愛?


どうしたのよ?」


「ちょっとね…」


と言ってあたしは机の上に顔を伏せた



そして考える


まさかあたしは佐藤君のこと好きになっちゃたとか…?


いや、ないない


あんな裏表男を好きになるわけないじゃん



「佐藤! おはよう


もう大丈夫なのか?」


翔平の声がする


もう佐藤君熱引いたんだ


早いでしょ

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