大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
「由香里ちゃん、やっぱ可愛い。」
鈴木が近寄って頭を撫でようとすると、西園寺が慌てて彼の腕をつかむ。
「髪が崩れたら……困るだろ。」
「ええぇ……ヘアメイクさんくらい此処にも居るよ。」
(実は、僕が由香里ちゃんに近づくのが面白くないんだよ。)
彼はつまらなそうに手を離すと、こそっと由香里に耳打ちした。
からかわれていると知っていても由香里の顔が赤くなる。
「誠さん……。」
「はーい。取り合えず準備するので茶室の方へ移動してくださーい。」
西園寺の低い声に追い立てられるようにして鈴木は由香里たちを茶室へと案内した。
茶室と言っても御屋敷内にあるわけではなく、由香里たちは一旦外に出て、隣に建てられた小さめの建物へと入っていく。
中は畳が敷き詰められ既にお茶の道具が用意されていた。
「この後、ロスの会社のトップが打ち合わせを終えてJOSの斉木とともに来る。」
まさかこの場に斉木が来るとは思っていなかった由香里はおおわず西園寺の顔を見た。
「ついでに、古田専務も呼んでおいたよ。営業の動きは知りたいだろうからね。」
鈴木が面白そうに言った。
鈴木が近寄って頭を撫でようとすると、西園寺が慌てて彼の腕をつかむ。
「髪が崩れたら……困るだろ。」
「ええぇ……ヘアメイクさんくらい此処にも居るよ。」
(実は、僕が由香里ちゃんに近づくのが面白くないんだよ。)
彼はつまらなそうに手を離すと、こそっと由香里に耳打ちした。
からかわれていると知っていても由香里の顔が赤くなる。
「誠さん……。」
「はーい。取り合えず準備するので茶室の方へ移動してくださーい。」
西園寺の低い声に追い立てられるようにして鈴木は由香里たちを茶室へと案内した。
茶室と言っても御屋敷内にあるわけではなく、由香里たちは一旦外に出て、隣に建てられた小さめの建物へと入っていく。
中は畳が敷き詰められ既にお茶の道具が用意されていた。
「この後、ロスの会社のトップが打ち合わせを終えてJOSの斉木とともに来る。」
まさかこの場に斉木が来るとは思っていなかった由香里はおおわず西園寺の顔を見た。
「ついでに、古田専務も呼んでおいたよ。営業の動きは知りたいだろうからね。」
鈴木が面白そうに言った。