大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
「……これが私の考える、未来のビジョンです。」
本社の会議室に集まった社員を前にして剛は就任のあいさつを終えた。
退席をして廊下を歩いていると彼をここまで案内してくれた秘書の女性が追いかけてきた。
「あの、社長。」
流行のブランド物のスーツをオシャレに着こなしてサラサラの髪を綺麗に結い上げた女性。
若干濃いめの化粧が気になるがなかなかの美人だ。
「先程は、ありがとう。社長室はもう分かるから大丈夫です。」
彼は軽くお礼を言って踵を返すが、また呼び止められた。
「ま、待ってください。」
剛はため息を1つついて、彼女に向き直った。
「あの……秘書はお決まりですか?」
元社長秘書の綾部が社長室の管理職として社長秘書の業務から外れる事を聞きつけたのだろう。
どうやら自分が立候補したいらしい。
本社の会議室に集まった社員を前にして剛は就任のあいさつを終えた。
退席をして廊下を歩いていると彼をここまで案内してくれた秘書の女性が追いかけてきた。
「あの、社長。」
流行のブランド物のスーツをオシャレに着こなしてサラサラの髪を綺麗に結い上げた女性。
若干濃いめの化粧が気になるがなかなかの美人だ。
「先程は、ありがとう。社長室はもう分かるから大丈夫です。」
彼は軽くお礼を言って踵を返すが、また呼び止められた。
「ま、待ってください。」
剛はため息を1つついて、彼女に向き直った。
「あの……秘書はお決まりですか?」
元社長秘書の綾部が社長室の管理職として社長秘書の業務から外れる事を聞きつけたのだろう。
どうやら自分が立候補したいらしい。