大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
剛が明日からの転属を彼女に伝えたら、誠に怒られた。
どうやら先程、剛が志水を苛め過ぎたらしく直属の上司にあたる彼に泣きついたようだ。
誠は、今月中の残り2週間は営業部での引き継ぎがあるので志水は転属させられないと言ってきた。
「……俺は2週間後まで、補佐なしで1人ですか? 社長なのに?」
剛は少しすねたような顔つきを誠に向けた。
無論、本当なら補佐なんてこの後もずっと居てもいなくても問題ない。
しかしあの面白いおもちゃなら話は別だ。
そうしたら、すぐに眼の届くところに置いておきたくなったのだ。
「しょうがないでしょ。彼女だって営業部にいろいろ仕事が残っているの。何ならそれまで代わりの人をつけようか?今朝の秘書課の彼女とか、僕にまでプッシュしてきたよ?」
「いりません。」
今朝の女なら2週間、卒なくこなすだろうがどう考えても2週間ですまない気がする。
四六時中、彼女と一緒、……ゾッとする。
剛は諦めた。
「じゃあ、1週間。」
「分かってくれてよかった。」
誠が颯爽と部屋を出ていく。
「ま、週末に病院で会うし……ね。」
剛は1人室の椅子に座りにやりと笑うのだった。
どうやら先程、剛が志水を苛め過ぎたらしく直属の上司にあたる彼に泣きついたようだ。
誠は、今月中の残り2週間は営業部での引き継ぎがあるので志水は転属させられないと言ってきた。
「……俺は2週間後まで、補佐なしで1人ですか? 社長なのに?」
剛は少しすねたような顔つきを誠に向けた。
無論、本当なら補佐なんてこの後もずっと居てもいなくても問題ない。
しかしあの面白いおもちゃなら話は別だ。
そうしたら、すぐに眼の届くところに置いておきたくなったのだ。
「しょうがないでしょ。彼女だって営業部にいろいろ仕事が残っているの。何ならそれまで代わりの人をつけようか?今朝の秘書課の彼女とか、僕にまでプッシュしてきたよ?」
「いりません。」
今朝の女なら2週間、卒なくこなすだろうがどう考えても2週間ですまない気がする。
四六時中、彼女と一緒、……ゾッとする。
剛は諦めた。
「じゃあ、1週間。」
「分かってくれてよかった。」
誠が颯爽と部屋を出ていく。
「ま、週末に病院で会うし……ね。」
剛は1人室の椅子に座りにやりと笑うのだった。