大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】

面白くない。

残っていた仕事を家で片付けていた剛はふと手元の時計を見て驚いた。

志水の歯の治療の予約時間まで30分もない。

携帯のアラームをセットしておいたのに気がつけばマナーモードのままだった。

慌てて剛は身支度を整えて家を出る。

「剛様、車を出しましょうか?」

走り出した剛の後ろから運転手の佐々木の声が聞こえてきた。

「そんな目立つ事は、しなくていい。」

電車で1駅隣の木崎医院に剛は急ぐのだった。
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