大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
暫くすると外の扉が開く音がした。
その後、パタパタと音がして誠と何やら話をしている声がする。
彼女が来た。
剛は立ち上がるとドアのノブに手をかけた。
「……社長と同室なんて私、身がもちません。」
どうやら志水もデスクの配置に文句があるらしい。
仮にも社長と二人っきりの状況になるのだから当たり前か。
剛はゆっくり社長室を出た。
彼女は木崎が西園寺だと気がつくだろうか。
剛は土曜日、意図的に他人を装った。
翌日にショッピングモールで出会った時もマスクはしていないが完全に剛の事を
『歯科医』と思っていた。
会社で剛と対面したのは一度きりだからそれは仕方がないことだったが、今日からは違う。
彼女の驚く顔が見られるかと思うと、剛は楽しくて仕方がなかった。
その後、パタパタと音がして誠と何やら話をしている声がする。
彼女が来た。
剛は立ち上がるとドアのノブに手をかけた。
「……社長と同室なんて私、身がもちません。」
どうやら志水もデスクの配置に文句があるらしい。
仮にも社長と二人っきりの状況になるのだから当たり前か。
剛はゆっくり社長室を出た。
彼女は木崎が西園寺だと気がつくだろうか。
剛は土曜日、意図的に他人を装った。
翌日にショッピングモールで出会った時もマスクはしていないが完全に剛の事を
『歯科医』と思っていた。
会社で剛と対面したのは一度きりだからそれは仕方がないことだったが、今日からは違う。
彼女の驚く顔が見られるかと思うと、剛は楽しくて仕方がなかった。