大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】

「パーティーですか。」

丁度、志水がお昼に出ているころに一本の電話がかかってきた。

外務省からでロスの友人がどうしても剛を呼べと言っているらしく、なかば強制の招待の電話だった。

相手が外務省では付き合わないわけにはいかない。

剛は電話を切った後まずは今日のアポイントをどうするか考える。

丁度食事を終えて帰って来た誠に事情を話すと快く代理を引き受けてくれた。

後は1人で行くのか、それとも同伴者を連れて行くのか。

勿論、連れて行くなら彼女しかいないのだが……。

「志水を連れて行くのはどうでしょうか？」

剛は一応、誠に相談してみた。

流石に誠もそれには少し難しい顔をする。

「ん……マナーも見た限り問題ないし、英会話については問題ないレベルだから連れて行っても問題はないけど……ドレス持っていないと思うよ。」