大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
「失礼、アール。」
まだ話したそうな友人の話をお座成りに切り上げて剛は慌てて彼女のもとへと走った。
人込みを避けてやっと彼女のもとへ剛がたどり着くと2人はキスする寸前だった。
彼女の安堵した表情からも無理やりの状況だろう。
剛は男の顔を見つめた。
「斉木、ここで何をしていた?」
学生の頃から勝手に剛をライバル視してちょっかいを出してくる相手。
JOSの代表取締役になって少しは落ち着いたと思ったのにこんな所で会うとは。
剛と向かい合う形になった斉木がクッと笑う。
「何って……わかるだろ?可愛い子がいるから口説いていた。それとも、君の会社の社員相手には恋愛してはいけないとか?」
「嫌がっている人間に迫っているように見えたが?」
腕の中で志水が何とかして剛の拘束を解こうとしている。
「見間違いだろ?しかしまさか、走って止めに来るとはね……。」
余計なひと言を吐いて斉木は2人を置いて去っていった。
「社長……走ってきてくれたんですか?」
心底驚いた表情を浮かべる志水。
斉木を捕まえて殴ってやりたかった。
まだ話したそうな友人の話をお座成りに切り上げて剛は慌てて彼女のもとへと走った。
人込みを避けてやっと彼女のもとへ剛がたどり着くと2人はキスする寸前だった。
彼女の安堵した表情からも無理やりの状況だろう。
剛は男の顔を見つめた。
「斉木、ここで何をしていた?」
学生の頃から勝手に剛をライバル視してちょっかいを出してくる相手。
JOSの代表取締役になって少しは落ち着いたと思ったのにこんな所で会うとは。
剛と向かい合う形になった斉木がクッと笑う。
「何って……わかるだろ?可愛い子がいるから口説いていた。それとも、君の会社の社員相手には恋愛してはいけないとか?」
「嫌がっている人間に迫っているように見えたが?」
腕の中で志水が何とかして剛の拘束を解こうとしている。
「見間違いだろ?しかしまさか、走って止めに来るとはね……。」
余計なひと言を吐いて斉木は2人を置いて去っていった。
「社長……走ってきてくれたんですか?」
心底驚いた表情を浮かべる志水。
斉木を捕まえて殴ってやりたかった。