大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
計画はどんどん進み、剛にとって鬱陶しかった全ての物が全部片付いていく。
ただ一つ彼女の問題を除いては。
更に剛を困らせたのは彼女の西園寺に向けた告白めいた言葉だった。
斉木をごまかすための嘘なのだろうか?
真意が読みとれないままに、荷物が置いてある店まで戻ってきてしまった。
彼女は着替えの為に店に入ってしまう。
残された彼の手元で携帯が鳴り始めた。
液晶を見ると斉木だ。
「もしもし。」
「なあ、さっきの婚約の話。あれ嘘だろう?」
剛はニヤリと笑った。
まあ、すぐにばれるとは思っていたが案外早い物だったな。
「ああ、そうだ。」
「じゃあ、また由香里さんを誘うぞ。」
「何故そこまで拘る?拒否されているだろう?」
見込みがないのに何故斉木は何度も彼女に電話をかけてくるのだろう。
剛は不思議だった。
「はっきり嫌いとは言われていないからね。恋人もいない様だし私も結構本気だ。」
どうやら彼は、はじめから剛の事とは別に彼女の事が気になっているらしい。
そこまで考えて、剛はある事に気がついた。
そして、電話の向こうの斉木に言ってやる。
「じゃあ、今度こそ諦めろ。
今から俺が告白するからな。」
ただ一つ彼女の問題を除いては。
更に剛を困らせたのは彼女の西園寺に向けた告白めいた言葉だった。
斉木をごまかすための嘘なのだろうか?
真意が読みとれないままに、荷物が置いてある店まで戻ってきてしまった。
彼女は着替えの為に店に入ってしまう。
残された彼の手元で携帯が鳴り始めた。
液晶を見ると斉木だ。
「もしもし。」
「なあ、さっきの婚約の話。あれ嘘だろう?」
剛はニヤリと笑った。
まあ、すぐにばれるとは思っていたが案外早い物だったな。
「ああ、そうだ。」
「じゃあ、また由香里さんを誘うぞ。」
「何故そこまで拘る?拒否されているだろう?」
見込みがないのに何故斉木は何度も彼女に電話をかけてくるのだろう。
剛は不思議だった。
「はっきり嫌いとは言われていないからね。恋人もいない様だし私も結構本気だ。」
どうやら彼は、はじめから剛の事とは別に彼女の事が気になっているらしい。
そこまで考えて、剛はある事に気がついた。
そして、電話の向こうの斉木に言ってやる。
「じゃあ、今度こそ諦めろ。
今から俺が告白するからな。」