大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
「とりあえず大丈夫だと思うが……。」
その後、西園寺は由香里にこの後の治療の説明を始めた。
彼の説明によれば、まず今効いている部分麻酔が切れると非常に大きな痛みが襲ってくる『可能性』があるので抗生物質は7日間、鎮痛剤は3日間の服用をする必要があると言う。
抜糸は1週間後との事だった。
更に彼にしては大変言いにくそうに続けた。
「少々熱も高いので、通常なら今日の外出は避けた方がいいんだが……。」
とたんに由香里の顔が曇る。
「嘘つき。」
流石にそれを言われると返す言葉がない。
「……分かった。」
とりあえず事前の約束でもあるので2人は暫くして出掛けるために西園寺の車に乗り込んだのだった。
しかし案の定、店に着くころには由香里の方は2倍に腫れあがってしまう。
「これじゃあ、外に出られません。」
徐々に感覚が戻り、痛み始めた頬に由香里は半べそ状態だった。
「仕方がない、俺のうちに行くか。」
こうして由香里の楽しみにしていた抜歯後のご褒美は終了してしまったのだった。
その後、西園寺は由香里にこの後の治療の説明を始めた。
彼の説明によれば、まず今効いている部分麻酔が切れると非常に大きな痛みが襲ってくる『可能性』があるので抗生物質は7日間、鎮痛剤は3日間の服用をする必要があると言う。
抜糸は1週間後との事だった。
更に彼にしては大変言いにくそうに続けた。
「少々熱も高いので、通常なら今日の外出は避けた方がいいんだが……。」
とたんに由香里の顔が曇る。
「嘘つき。」
流石にそれを言われると返す言葉がない。
「……分かった。」
とりあえず事前の約束でもあるので2人は暫くして出掛けるために西園寺の車に乗り込んだのだった。
しかし案の定、店に着くころには由香里の方は2倍に腫れあがってしまう。
「これじゃあ、外に出られません。」
徐々に感覚が戻り、痛み始めた頬に由香里は半べそ状態だった。
「仕方がない、俺のうちに行くか。」
こうして由香里の楽しみにしていた抜歯後のご褒美は終了してしまったのだった。