大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
あまりにも自分と似ていた女の子。

どうして2人は別れたの?

……なんで私と彼女は似ているの?

伏せられてはいたが、ずっとベッドサイドに置かれていた写真立て。

まだ……、彼女の事が好きなの?

……私は、『彼女』の代わり?

そう考えただけで、腫れた頬の痛みよりも何倍も……胸が痛かった。

シャワーを浴びた後に飲んだ鎮痛剤の効果でウトウトしてきた由香里の手元で携

帯電話がメールの着信を告げてチカチカと光っている。

西園寺の仕事が終わったのだろう。

しかし彼女は、それを確認する事もなく、そっと目を閉じた。
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