大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
ふと反対側の歩道を歩いている男女を見かけて由香里は驚く。

「咲人と……私?」

元彼の横にいる女性は凄く自分に似ていた。

由香里の視線に気付いたのか咲人が眼を見開くのが分かった。

隣の女性が由香里を見てやはり驚いている。

2人は何やら話すとそのまま道路を渡って由香里のもとへ歩いてきた。

今更何の用だと言うのだろうか。

咲人の事はすっかりふっ切ったとはいえ二股をかけられていた事に対しては今で
も腹が立つ由香里はつい彼を睨みつけてしまう

「久しぶり。」

咲人は流石に申し訳なさそうに挨拶をしてきた。

隣の女性もペコリと頭を下げた。
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