大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
由香里は受付のある部屋で西園寺を待っていた。

「おや、志水さんかい?」

白衣を着た老人が由香里に声をかけてきた。

「あ、木崎先生。」

彼こそが、正真正銘此処の院長先生だった。

「いつも剛が泣かせていた子供がまさかこんない大きくなるとはね……。」

「?」

院長の言葉に由香里は首をかしげた?

泣かされていた?

確かに何時も西園寺には泣かされているが……子供……昔?

彼女には心当たりがなかった。
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