大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
困った奴だと、ぼやきながらも赤城の事を話す西園寺の目が優しそうに笑っている。

肩書ではなく自分自身を見て欲しいと常々言っている西園寺にはとても大切な存在なのだろう。

「剛さんのお友達に会えてうれしいです。今度電話で赤城さんに剛さんのロス時代の話を聞いてみようかな。」

迷惑そうに顔をしかめた西園寺に由香里はうれしそうにほほ笑むとそっと彼の頬に唇をよせたのだった。
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