大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
「ごめんね、お仕事大丈夫?」
由香里はホテルに迎えに来た赤城の車に乗り込んでお礼を言った。
「いえいえ、大事な『社長サマ』への贈り物ですからお付き合いしますよ。」
本当は西園寺がこちらで好んで使っていたショップなどを赤城から聞き出してそっとプレゼントしようと思っていたのだが、彼に連絡すると自分も一緒に行くと言ってきたのだった。
「それに車があった方が断然楽でしょ?」
短時間で買い物を済ませるにはタクシーを使うしかないと思っていた由香里は赤城の言葉に素直にうなずいた。
「うん。ありがと」
由香里は車窓からロサンゼルスの高級ショップが立ち並ぶ町並みを見ているとふと西園寺に似た背格好の日本人が外人の女性と小さなショップに入っていくのが目に入った。
西園寺は女性と会うためにわざわざ出かけて行ったのだろうか?
電話での西園寺の嬉しそうな顔を思い出して由香里の胸がちくりと痛んだ。
しかしそんなことを気にしていても仕方がない。
こちらに女性の知り合いも沢山いるはずだからと由香里は気を取り直して赤木とともに西園寺へのプレゼントを選ぶのだった。
由香里はホテルに迎えに来た赤城の車に乗り込んでお礼を言った。
「いえいえ、大事な『社長サマ』への贈り物ですからお付き合いしますよ。」
本当は西園寺がこちらで好んで使っていたショップなどを赤城から聞き出してそっとプレゼントしようと思っていたのだが、彼に連絡すると自分も一緒に行くと言ってきたのだった。
「それに車があった方が断然楽でしょ?」
短時間で買い物を済ませるにはタクシーを使うしかないと思っていた由香里は赤城の言葉に素直にうなずいた。
「うん。ありがと」
由香里は車窓からロサンゼルスの高級ショップが立ち並ぶ町並みを見ているとふと西園寺に似た背格好の日本人が外人の女性と小さなショップに入っていくのが目に入った。
西園寺は女性と会うためにわざわざ出かけて行ったのだろうか?
電話での西園寺の嬉しそうな顔を思い出して由香里の胸がちくりと痛んだ。
しかしそんなことを気にしていても仕方がない。
こちらに女性の知り合いも沢山いるはずだからと由香里は気を取り直して赤木とともに西園寺へのプレゼントを選ぶのだった。