大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
◆◇◆◇◆◇
ロスから飛行機にのって由香里と西園寺はラスベガスのマッカラン国際空港へと到着した。
空港内に設置されているスロットマシンからは、にぎやかな音が聞こえていた。
2人が出口に行くと車に傍に立っていた小柄な男性が大きな声で西園寺を呼んでいた。
蒸し暑い気候の中、綺麗にスーツを着こなした男性のもとに由香里達が近寄っていくと彼は丁寧にお辞儀をする。
「西園寺さん、こちらです。」
流暢に日本語を話して運転席のドアを開けてくれた。
「悪いな、届けてもらうためだけに来てもらって。」
「大丈夫です。その分しっかり請求していますから。」
彼はニヤリと笑うと西園寺に車のキーを渡して帰っていった。
てっきりロスの時の様に運転手付きかと思っていた由香里はマジマジと西園寺の手の中にあるキーを見つめてしまった。
「運転するんですか…?」
西園寺の運転を心配しているわけではなかったが、仕事で来ているのに社長であ
る西園寺に運転させて、自分が助手席というのは何ともおかしい気がしたのだった。
「折角邪魔な社員がいないんだ、良いだろう?」
西園寺はそう言うと、由香里が持っていた荷物を後部座席に放り込むとさっさと自分は運転席に乗り込んでしまった。
ロスから飛行機にのって由香里と西園寺はラスベガスのマッカラン国際空港へと到着した。
空港内に設置されているスロットマシンからは、にぎやかな音が聞こえていた。
2人が出口に行くと車に傍に立っていた小柄な男性が大きな声で西園寺を呼んでいた。
蒸し暑い気候の中、綺麗にスーツを着こなした男性のもとに由香里達が近寄っていくと彼は丁寧にお辞儀をする。
「西園寺さん、こちらです。」
流暢に日本語を話して運転席のドアを開けてくれた。
「悪いな、届けてもらうためだけに来てもらって。」
「大丈夫です。その分しっかり請求していますから。」
彼はニヤリと笑うと西園寺に車のキーを渡して帰っていった。
てっきりロスの時の様に運転手付きかと思っていた由香里はマジマジと西園寺の手の中にあるキーを見つめてしまった。
「運転するんですか…?」
西園寺の運転を心配しているわけではなかったが、仕事で来ているのに社長であ
る西園寺に運転させて、自分が助手席というのは何ともおかしい気がしたのだった。
「折角邪魔な社員がいないんだ、良いだろう?」
西園寺はそう言うと、由香里が持っていた荷物を後部座席に放り込むとさっさと自分は運転席に乗り込んでしまった。