大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
入れ替わりに人が入ってくる気配がする。
入口は診察台の後ろにあるので姿は見えないがここに入ってくるのは一人しかいない。
「こんにちは、志水さん。」
「よろしくお願いします…。」
由香里は木崎に挨拶を返す。
そして何気なく振り向いて驚いた。
なぜか、木崎も驚愕のまなざしで由香里を凝視する。
「……先生、先ほど走っていました?」
由香里の質問に木崎も我に返ったようだった。
ニヤッと笑ってマスクを着け始めた。
「俺は忙しいんでね。ずっと、病院にはいないんですよ。」
いいながら由香里の座っている診察台に近づく。
「はい、たおしますよ。」
ゆっくり診察台が傾いていくと、すぐに木崎の顔が由香里の視界に入ってきた。先ほど見たきれいな顔がマスクに隠れてもう見えない。
そして大きく見開かれた由香里の瞳を覆うようにそっとガーゼがかけられる。
由香里の視界は真っ白になった
入口は診察台の後ろにあるので姿は見えないがここに入ってくるのは一人しかいない。
「こんにちは、志水さん。」
「よろしくお願いします…。」
由香里は木崎に挨拶を返す。
そして何気なく振り向いて驚いた。
なぜか、木崎も驚愕のまなざしで由香里を凝視する。
「……先生、先ほど走っていました?」
由香里の質問に木崎も我に返ったようだった。
ニヤッと笑ってマスクを着け始めた。
「俺は忙しいんでね。ずっと、病院にはいないんですよ。」
いいながら由香里の座っている診察台に近づく。
「はい、たおしますよ。」
ゆっくり診察台が傾いていくと、すぐに木崎の顔が由香里の視界に入ってきた。先ほど見たきれいな顔がマスクに隠れてもう見えない。
そして大きく見開かれた由香里の瞳を覆うようにそっとガーゼがかけられる。
由香里の視界は真っ白になった