大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
「今日は虫歯の治療ですね。神経にも達していないから個々自体はそんない大変な処置ではありませんね。それで、とりあえずそのあとに仮の詰め物をして本日は終わりになります。」

木崎は丁寧に今からやることを由香里に説明していく。

カチャっと袖机から何かを取り上げる音がする。

由香里の体がびくんっと震えた。

木崎がクスッと笑う気配がする。
そして、由香里の耳にそっと顔が近付いてきた。






「俺を信じなさい。痛いなんて思わないうちに終わらせてあげるから。」



耳元で囁かれて由香里の顔は耳まで赤くなる。




……これではまるで……
……まるで……エッチの時の会話じゃない。







―――――せっかくきれいな顔をしているのに性格は最低っ。









由香里は怒りだしたいのをやっと我慢して顔を真っ赤にして震えている。

そんな由香里を見ながら木崎は声を殺して笑っているのだった。

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