大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
「で、来週は親知らずの抜歯をしようと思いますが、2,3日腫れますので出来れば金曜とかにやりたいのですが予定は大丈夫ですか?」
木崎がカルテに書きこみながら由香里に聞いてくる。
「抜かなきゃだめなんですよね……。」
由香里は、思いっきり顔をしかめる。
こればかりは痛くないはずがない。
「志水さんの親知らずは他の歯に向って垂直に生えているんです。今でも奥歯を圧迫して隙間に虫歯が出来かけているかもしれないんですよ?」
そう丁寧に説明をされた上、それでも放置しますか?と、言われてしまえば由香里に断るすべはない。
『虫歯になる』の単語も由香里には十分効力があった。
「予定は夜なら…大丈夫だと思います……あっ。」
言ってしまってから由香里は週明けから社長室付きになることを思いだした。考えてみたら、どれだけの仕事量があるのか全く分からない。
「来週からちょっと仕事が変わるので残業があるかもしれないです。」
「連絡していただければ大丈夫ですよ。とりあえず、予約を入れときましょう。」
由香里が別の日にしてほしいという間もなく木崎は予約を入れてしまった。
「当日は汚れてもいい服装でお願いしますね。」
「……分かりました。」
どんなことをしたら、服が汚れるのだろうか?
由香里は大いに疑問に思ったのだが、怖すぎてとても木崎に質問する事は出来な
かった。
木崎がカルテに書きこみながら由香里に聞いてくる。
「抜かなきゃだめなんですよね……。」
由香里は、思いっきり顔をしかめる。
こればかりは痛くないはずがない。
「志水さんの親知らずは他の歯に向って垂直に生えているんです。今でも奥歯を圧迫して隙間に虫歯が出来かけているかもしれないんですよ?」
そう丁寧に説明をされた上、それでも放置しますか?と、言われてしまえば由香里に断るすべはない。
『虫歯になる』の単語も由香里には十分効力があった。
「予定は夜なら…大丈夫だと思います……あっ。」
言ってしまってから由香里は週明けから社長室付きになることを思いだした。考えてみたら、どれだけの仕事量があるのか全く分からない。
「来週からちょっと仕事が変わるので残業があるかもしれないです。」
「連絡していただければ大丈夫ですよ。とりあえず、予約を入れときましょう。」
由香里が別の日にしてほしいという間もなく木崎は予約を入れてしまった。
「当日は汚れてもいい服装でお願いしますね。」
「……分かりました。」
どんなことをしたら、服が汚れるのだろうか?
由香里は大いに疑問に思ったのだが、怖すぎてとても木崎に質問する事は出来な
かった。