大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
1階にある靴のショップへ行こうとエスカレーターに乗った由香里は、2階に旅行会社のテナントが入っているのを見つけた。
JOSという旅行会社で確か富裕層向けの高級サロンのようなカウンター店舗を作ったと、そういえば新聞に出ていた。
由香里の勤務するポップカルチャーはカウンター店舗よりもカタログ通販のように電話とインターネットでの申し込み受付を主とするスタイルの会社だ。
若者からお年寄りまで気軽に申し込みが出来るようにと価格も安価なツアーを取りそろえて業界で1,2の地位を保っている。
いつかは商品企画だけでなくカウンター店舗もプロデュースしたいと考えている彼女は、今までの親しみやすい店舗をあえて無視したサロンスタイルの店舗というものに大変興味があった。
店舗をのぞいてみると流石に子供連れは見当たらないが富裕層向けとはいえモールの中にあるからか思いのほか人が入っている。
由香里が店内を見回していると見覚えのある後姿を見つけた。
「木崎……先生?」
JOSという旅行会社で確か富裕層向けの高級サロンのようなカウンター店舗を作ったと、そういえば新聞に出ていた。
由香里の勤務するポップカルチャーはカウンター店舗よりもカタログ通販のように電話とインターネットでの申し込み受付を主とするスタイルの会社だ。
若者からお年寄りまで気軽に申し込みが出来るようにと価格も安価なツアーを取りそろえて業界で1,2の地位を保っている。
いつかは商品企画だけでなくカウンター店舗もプロデュースしたいと考えている彼女は、今までの親しみやすい店舗をあえて無視したサロンスタイルの店舗というものに大変興味があった。
店舗をのぞいてみると流石に子供連れは見当たらないが富裕層向けとはいえモールの中にあるからか思いのほか人が入っている。
由香里が店内を見回していると見覚えのある後姿を見つけた。
「木崎……先生?」