大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
結局あれから西園寺とは『あのこと』については話すことなく由香里も日常の仕事に没頭した。
ただ時折、西園寺の口元に視線が行く癖が由香里についただけ。
それが何を意味するのかはまだ、由香里には分からなかった。
あっという間に週末の金曜日。
今日は歯医者の予約が入っている。
いつものように残業があるようなら予約のキャンセルをしようと思っていたのに何故か今日は定時であがれてしまった。
西園寺もこれから行くところがあるらしく帰り支度をしているのが見える。
多少の残業を見越して遅めの予約を取っていたのでまだ時間があるのだが、せっかくなので由香里は会社を出て駅に隣接したデパートへ入っていった。
ちょうど会社帰りの客でにぎわっている店内を見渡してお目当ての売り場を捜す。
由香里は紳士物のハンカチを見つけると少し悩んだのち薄いターコイズグリーンの物を手にとってレジに向かった。
ただ時折、西園寺の口元に視線が行く癖が由香里についただけ。
それが何を意味するのかはまだ、由香里には分からなかった。
あっという間に週末の金曜日。
今日は歯医者の予約が入っている。
いつものように残業があるようなら予約のキャンセルをしようと思っていたのに何故か今日は定時であがれてしまった。
西園寺もこれから行くところがあるらしく帰り支度をしているのが見える。
多少の残業を見越して遅めの予約を取っていたのでまだ時間があるのだが、せっかくなので由香里は会社を出て駅に隣接したデパートへ入っていった。
ちょうど会社帰りの客でにぎわっている店内を見渡してお目当ての売り場を捜す。
由香里は紳士物のハンカチを見つけると少し悩んだのち薄いターコイズグリーンの物を手にとってレジに向かった。