大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
「こんばんは。」
受付をして案内された診療室へ入ると既に木崎がいた。
手にはみたことのある紙袋。
やはり、フードコートに置いてきた洋服を彼が持って帰っていたのだ。
「……ありがとうございます。」
木崎の手から紙袋を受取ろうとしたらスイッとかわされた。
「それだけですか?」
木崎の口の端がニヤッと上がる。
「……突然帰って、ごめんなさい。」
幾らあんなことをされたからとはいえ、あの場に木崎を一人残して帰ってしまったのは流石に申し訳なかったと思っていた由香里は深々と彼に向かって頭を下げた。
「あの後、2人分の食器を片づけて帰ろうと思ったら貴方が座っていた座席にこれが置いてあったんです。」
手に持った紙袋を由香里に渡す。
紙袋の口のシールがハズされている事に気がついた。
受付をして案内された診療室へ入ると既に木崎がいた。
手にはみたことのある紙袋。
やはり、フードコートに置いてきた洋服を彼が持って帰っていたのだ。
「……ありがとうございます。」
木崎の手から紙袋を受取ろうとしたらスイッとかわされた。
「それだけですか?」
木崎の口の端がニヤッと上がる。
「……突然帰って、ごめんなさい。」
幾らあんなことをされたからとはいえ、あの場に木崎を一人残して帰ってしまったのは流石に申し訳なかったと思っていた由香里は深々と彼に向かって頭を下げた。
「あの後、2人分の食器を片づけて帰ろうと思ったら貴方が座っていた座席にこれが置いてあったんです。」
手に持った紙袋を由香里に渡す。
紙袋の口のシールがハズされている事に気がついた。