大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
彼が言うには麻酔といっても外科で使うような完全なものではなく多少、頭がぼうっとする程度のものだという。
治療が終わるころには深く眠らされてしまい最中のことはほとんど覚えていないらしい。
確かに由香里にピッタリな治療法だった。
「しかしこの場合、私がやるならかなり待っていただくことになります。」
彼は他に仕事を持ち、この病院に常勤しているわけではないという。
この麻酔処置の唯一の欠点は時間がかかるということだった。
導入に処置、その後の回復までに4時間は掛かるらしい。
今からそのスケジュールを抑えるにはかなり先の日程になるとのことだった。
「個々の病院の他の医者に頼むか……紹介状を書いて他の病院でやってもらいますか?」
彼はそういうと院内の医者のスケジュールをチェックするためにパソコンをいじり始める。
「……私、待ちます。先生が良いです。」
「………っえ?」
木崎のパソコンを打つ音がピタリと止まった。
治療が終わるころには深く眠らされてしまい最中のことはほとんど覚えていないらしい。
確かに由香里にピッタリな治療法だった。
「しかしこの場合、私がやるならかなり待っていただくことになります。」
彼は他に仕事を持ち、この病院に常勤しているわけではないという。
この麻酔処置の唯一の欠点は時間がかかるということだった。
導入に処置、その後の回復までに4時間は掛かるらしい。
今からそのスケジュールを抑えるにはかなり先の日程になるとのことだった。
「個々の病院の他の医者に頼むか……紹介状を書いて他の病院でやってもらいますか?」
彼はそういうと院内の医者のスケジュールをチェックするためにパソコンをいじり始める。
「……私、待ちます。先生が良いです。」
「………っえ?」
木崎のパソコンを打つ音がピタリと止まった。