大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
事件と西園寺と私
週が明けて昼休み。
由香里と玲子はお弁当を持って近くの公園に来ていた。
辺りを見回すと公園のベンチはお弁当を広げる会社員の姿でほとんど埋まっている。
二人も噴水の近くのベンチに空席を見つけて腰をおろす。
「たまにはこうやって外で食べるのも良いね。」
由香里は先程コンビニで買ったサンドウィッチを口に運んでいく。
社内食堂で食べる料理は安くておいしいがやはり外で食べると一味違うおいしさがある。
「本当。ご飯がおいしくなった気がするね。」
玲子は家から持参したお弁当を食べていた。
彼女の膝の上に開けられた手の込んだお弁当を見て、由香里は到底作れないなといつも思う。
自分で作っているのかと以前聞いてみたところ『お手伝いさんが家族の分をまと
めて作ってくれる』らしい。
由香里は紙パックの野菜ジュースをこくりと飲んだ。
「でも由香里ちゃん週末に抜歯するからご飯は食べれないかも知れないって言ってなかったっけ?」
彼女は由香里の少しも腫れていない頬に不思議そうに視線を向けた。
「ん、実は……やらなかったの。」
「えっ?」
由香里と玲子はお弁当を持って近くの公園に来ていた。
辺りを見回すと公園のベンチはお弁当を広げる会社員の姿でほとんど埋まっている。
二人も噴水の近くのベンチに空席を見つけて腰をおろす。
「たまにはこうやって外で食べるのも良いね。」
由香里は先程コンビニで買ったサンドウィッチを口に運んでいく。
社内食堂で食べる料理は安くておいしいがやはり外で食べると一味違うおいしさがある。
「本当。ご飯がおいしくなった気がするね。」
玲子は家から持参したお弁当を食べていた。
彼女の膝の上に開けられた手の込んだお弁当を見て、由香里は到底作れないなといつも思う。
自分で作っているのかと以前聞いてみたところ『お手伝いさんが家族の分をまと
めて作ってくれる』らしい。
由香里は紙パックの野菜ジュースをこくりと飲んだ。
「でも由香里ちゃん週末に抜歯するからご飯は食べれないかも知れないって言ってなかったっけ?」
彼女は由香里の少しも腫れていない頬に不思議そうに視線を向けた。
「ん、実は……やらなかったの。」
「えっ?」