大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
玲子の言葉にかぶせるように男の声がした。
振り返るとなんと西園寺と鈴木がいる。
「社長、本部長この近くでお食事ですか?」
確かに自分が外に御飯に出ると言ったときに2人もこれから食事に行くとは言っていたけれど……。
パクパクと口を動かす由香里を無視して玲子は嬉しそうに二人に挨拶をしている。
「で、何かあったの?」
鈴木がにっこりとほほ笑みながら玲子に尋ねた。
どうやら食事の帰りらしい。
「由香里ちゃんが好きな人が出来たみたいで……。」
「わぁ――――。」
慌てて止めても発せられた言葉は戻らないもの。
無邪気に報告した玲子を無碍に恨むわけにもいかず、由香里は恨めしそうに質問者の鈴木を見た。
「……だってさ、西園寺社長。」
その鈴木は意地悪そうに笑いながら西園寺を見る。
いつにも増して無表情の西園寺。
「帰るぞ。」
由香里たちを残し、二人は会社の入ったビルの方向へと歩いていってしまった。
振り返るとなんと西園寺と鈴木がいる。
「社長、本部長この近くでお食事ですか?」
確かに自分が外に御飯に出ると言ったときに2人もこれから食事に行くとは言っていたけれど……。
パクパクと口を動かす由香里を無視して玲子は嬉しそうに二人に挨拶をしている。
「で、何かあったの?」
鈴木がにっこりとほほ笑みながら玲子に尋ねた。
どうやら食事の帰りらしい。
「由香里ちゃんが好きな人が出来たみたいで……。」
「わぁ――――。」
慌てて止めても発せられた言葉は戻らないもの。
無邪気に報告した玲子を無碍に恨むわけにもいかず、由香里は恨めしそうに質問者の鈴木を見た。
「……だってさ、西園寺社長。」
その鈴木は意地悪そうに笑いながら西園寺を見る。
いつにも増して無表情の西園寺。
「帰るぞ。」
由香里たちを残し、二人は会社の入ったビルの方向へと歩いていってしまった。