大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
「犯人は……古田専務ですか?」
由香里は聞くべきか迷ったが誰も何も話さないこの状況が辛くてつい口を開いてしまった。
鈴木が西園寺に向かって困ったように頭をかく。
「ああ、多分な。」
それを受けて西園寺が口を開いた。
「私の社長着任が面白くないらしい。何か動きがあるかと思って警戒していたのだがまさかこんなことになるとはな。」
昨日、話していたのはこの事だったのだ。
「ま、これで収まってくれればいいけど……JOSってことは斉木だね。」
「ああ。」
『JOSの斉木』の言葉に由香里の脳裏に先日の事が過る。
本当の首謀者は彼なのだろうか。
優雅にほほ笑んでいた彼がこんな事をしたなんて考えたくなかった。
「とりあえず放っておけ。」
「やっぱり? 由香里ちゃんの時は怒ったのに?」
ニヤニヤしながら話す鈴木を見ながら由香里は何の事だかわからない。
「……なぜ、知って……志水、お前か。」
「え……あ、はい……すいません。」
急に自分に話が振られて由香里はおろおろしてしまう。
西園寺が仕方なさそうにため息を1つ吐いた。
「とにかく、放っておけ。」
「は~い。」
鈴木は軽い返事をすると社長室を出ていった。
由香里は聞くべきか迷ったが誰も何も話さないこの状況が辛くてつい口を開いてしまった。
鈴木が西園寺に向かって困ったように頭をかく。
「ああ、多分な。」
それを受けて西園寺が口を開いた。
「私の社長着任が面白くないらしい。何か動きがあるかと思って警戒していたのだがまさかこんなことになるとはな。」
昨日、話していたのはこの事だったのだ。
「ま、これで収まってくれればいいけど……JOSってことは斉木だね。」
「ああ。」
『JOSの斉木』の言葉に由香里の脳裏に先日の事が過る。
本当の首謀者は彼なのだろうか。
優雅にほほ笑んでいた彼がこんな事をしたなんて考えたくなかった。
「とりあえず放っておけ。」
「やっぱり? 由香里ちゃんの時は怒ったのに?」
ニヤニヤしながら話す鈴木を見ながら由香里は何の事だかわからない。
「……なぜ、知って……志水、お前か。」
「え……あ、はい……すいません。」
急に自分に話が振られて由香里はおろおろしてしまう。
西園寺が仕方なさそうにため息を1つ吐いた。
「とにかく、放っておけ。」
「は~い。」
鈴木は軽い返事をすると社長室を出ていった。