大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
土曜日。
由香里が待ち合わせ場所に到着すると木崎は既に来ていた。
車にもたれながら煙草を吸う姿が男のくせに妙に色っぽい。
通り過ぎていく女性がちらちらと彼を見ている。
中には声をかけている女の子もいて木崎は丁寧に断っているようだ。
由香里は暫く遠目で見ていたがゆっくりと彼に近づいた。
「お待たせしました。」
「ちょうど1本吸い終わるところです。行きましょう。」
自分を見つめた彼の瞳が嬉しそうに細められるのを確認して由香里はとても幸せだった。
2人を乗せた車が到着したのはそこからほど近いところにある最近出来たばかりの世界各国にチェーン展開する複合ホテル。
海外からの要人も多く利用していると、どこかのニュースキャスターが言っていた。
「此処のレストランの招待券を貰っていたので、来てくれて助かりました。」
木崎はホテルの駐車場に車を止めると後部座席からジャケットを羽織って車の外
に出る。
由香里も車から降りて、そして気がついた。
「もしかして、ドレスコードがありますか?」
このようなホテルのレストランなのだから軽装で入るわけにはいかないだろう。
今日、由香里は先日買ったワンピースを着てきている。
カジュアルとは言わないがフォーマルには、程遠い。
事前に言ってくれればそれなりの格好をしたのに。
由香里は木崎の顔をかるく睨んだ。
由香里が待ち合わせ場所に到着すると木崎は既に来ていた。
車にもたれながら煙草を吸う姿が男のくせに妙に色っぽい。
通り過ぎていく女性がちらちらと彼を見ている。
中には声をかけている女の子もいて木崎は丁寧に断っているようだ。
由香里は暫く遠目で見ていたがゆっくりと彼に近づいた。
「お待たせしました。」
「ちょうど1本吸い終わるところです。行きましょう。」
自分を見つめた彼の瞳が嬉しそうに細められるのを確認して由香里はとても幸せだった。
2人を乗せた車が到着したのはそこからほど近いところにある最近出来たばかりの世界各国にチェーン展開する複合ホテル。
海外からの要人も多く利用していると、どこかのニュースキャスターが言っていた。
「此処のレストランの招待券を貰っていたので、来てくれて助かりました。」
木崎はホテルの駐車場に車を止めると後部座席からジャケットを羽織って車の外
に出る。
由香里も車から降りて、そして気がついた。
「もしかして、ドレスコードがありますか?」
このようなホテルのレストランなのだから軽装で入るわけにはいかないだろう。
今日、由香里は先日買ったワンピースを着てきている。
カジュアルとは言わないがフォーマルには、程遠い。
事前に言ってくれればそれなりの格好をしたのに。
由香里は木崎の顔をかるく睨んだ。