大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】
「由香里ちゃん?」
鈴木に肩をたたかれて我に返った。
部屋は薄暗くパソコンの画面だけが辺りを照らしていた。
「えっ?」
時計をみれば既に定時はとっくに過ぎている。
「あれ?社長は………?」
さっき(正確にいえばかなり前の時間になるのだが)出て行った西園寺の姿が見つからない。
自分は電話の音さえ気がつかなかったのだろうか。
「ああ、僕の方に連絡があって今日はそのまま直帰するということだったから……。」
「そうだったんですか……。」
何時もなら由香里の電話にかかってくる連絡さえ鈴木にしたらしい。
由香里は荷物をまとめるとパソコンを落として帰り支度をした。
「お疲れ様でした……。」
挨拶をして由香里はふらっと席を立つ。
「ちょ、まって。そんな顔で帰らせられないから。」
部屋を出ようとしたところを鈴木に腕を掴まれた。
鈴木に肩をたたかれて我に返った。
部屋は薄暗くパソコンの画面だけが辺りを照らしていた。
「えっ?」
時計をみれば既に定時はとっくに過ぎている。
「あれ?社長は………?」
さっき(正確にいえばかなり前の時間になるのだが)出て行った西園寺の姿が見つからない。
自分は電話の音さえ気がつかなかったのだろうか。
「ああ、僕の方に連絡があって今日はそのまま直帰するということだったから……。」
「そうだったんですか……。」
何時もなら由香里の電話にかかってくる連絡さえ鈴木にしたらしい。
由香里は荷物をまとめるとパソコンを落として帰り支度をした。
「お疲れ様でした……。」
挨拶をして由香里はふらっと席を立つ。
「ちょ、まって。そんな顔で帰らせられないから。」
部屋を出ようとしたところを鈴木に腕を掴まれた。