いろんなタイプの短編集
幼なじみどうし
一番近くて
一番遠い
君が好き
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朝、家を出ると
一番に目に入る
君の大きなあくび
「おはよう、遼」
遼「おはよう」
毎朝こうやって2人並んで歩く
これが、あたし達のきまり
遼「・・・・・・」
「・・・・・・」
一緒に行くからって、特に会話なんてない
漫画みたいな、幼なじみ特有のトクベツな関係なんかない
それでも一緒に行くのは
必ず遼がそこにいるから