生きたい
あたしはその場にしゃがみこんだ。

涙が次々と床に吸い込まれいていく。

バンッ

そこで誰かが入ってきた。

「志星ちゃん!」

「けい・・すけくん・・?」

その声の正体は慶介くんだった。

「俺も志星ちゃんが出て行った後教室に行ったんだけど・・志星ちゃんがいなくて・・探してたらたまたま通りかかった図書室から立花美香と晴輝が出てきて・・」

「・・・・・」

「っで図書室覗いたら志星ちゃん泣いてるし・・」

「・・・・・」

「何があったんだ?」

「えっなんもないよ?泣いてるように見えた?」

「えっ・・うん・・」

「ははっ慶介くんはバカだなぁ~。泣いてないよ。ただあくびしただけだから」

「・・・・そうか」
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