生きたい
「そうだよ~。何勘違いしてるの?あたしそんな弱い人間に見える?」

「えっ・・いや志星ちゃんは十分強い人間だと思うけど・・」

「ははありがと!これからももっと強くなれるよう頑張るよ!」

「・・・おぅ」

「ちょっと保健室行ってくる。頑張りすぎて疲れちゃった・・」

「俺もついていこうか?」

「大丈夫だよ。そんな心配しなくても!じゃぁあたしの分まで授業頑張ってね」

「・・・おぅ」

「じゃっ!」

あたしは図書室を飛び出した。

あたしは何を強がっているんだ。

本当はものすごく弱いくせに・・・。

そんなの自分が一番よくわかってるくせに・・。


「失礼しま~す」

「・・・・」

「誰もいないのか・・・」
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