恋のキューピット
「何…してるのかな?お姉ちゃん」
体育の授業が終わった後、
りさと教室に戻ろうとしたら
姉に出くわした。
りさには先に帰ってもらい
姉を体育館トイレに連れ込む。
「ねぇ、もしかしなくても
怒ってる?」
「だったら?」
「あのね、これには深い訳があるの!えっとプリンの様子がなんか変なのよ。どうやら私のこと見えてるみたいなんだけど
邪魔してきて…」
「そりゃ、あたしがそういう風に教育したからよ。
お姉ちゃんが家から出ないようにね!」
「うっ…」
「今すぐ帰れ!」
「でも…」
「帰れ」
姉は不満そうに校門へと向かった。
途中で振り替えって
「ふんっ 冷蔵庫のショートケーキあんたの分まで食べちゃうんだからっ!」
と、捨て台詞はいて出ていった
いつも あたしの分までおやつ
食べてるじゃん…