シーソーが揺れてる
「先輩にも、夢があったんだー」
砂場を見つめる直人の横で、良太はぽつり呟いた。
「おい何か言ったかー」自分の声が聞こえていないだろうと思っていた良太は、直人の声に冷や汗が滲みそうになった。
「あーっ、先輩、かっこいいですねえって・・・」
「男に言われてもなあ。嬉しくないどころか気持ち悪いぞ」
「いやそう言う意味じゃなくて・・・」
その後の台詞を言おうか隠そうか、良太は迷った。しかし、心を決めたように声に出してこう言った。
「夢があっていいですね」
砂場を見つめる直人の横で、良太はぽつり呟いた。
「おい何か言ったかー」自分の声が聞こえていないだろうと思っていた良太は、直人の声に冷や汗が滲みそうになった。
「あーっ、先輩、かっこいいですねえって・・・」
「男に言われてもなあ。嬉しくないどころか気持ち悪いぞ」
「いやそう言う意味じゃなくて・・・」
その後の台詞を言おうか隠そうか、良太は迷った。しかし、心を決めたように声に出してこう言った。
「夢があっていいですね」