シーソーが揺れてる
「そんなことないですよ。いつも遊んでるのはだいたい同じメンバーですし」
ぽつりと言う直人を励ますように良太は言った。しかし、
「おれなんてなあ、小学校中学校と仲よかったやつらはみんなおまえみたいに家を出て、大学とか専門学校に行っちまったから、誘ってくれるやつも、誘えるようなやつも居ないんだよ。それにおれは学校に行ってるわけじゃないから新しい友達ってのも居ない。休みができてもやること無くて暇なんだよ」
そこまで言い終えると、直人は残りの麦茶を一気に飲み干した。
「じゃあ先輩も一緒にどうですか?」
「何が?」
「僕がこんど行くカラオケですよ」
「おい冗談は顔だけにしろ。おれのカラオケのレパートリー、おまえも知ってるだろう」
「えっ、先輩何歌われるんですか?」
良太は目を丸くさせた。
ぽつりと言う直人を励ますように良太は言った。しかし、
「おれなんてなあ、小学校中学校と仲よかったやつらはみんなおまえみたいに家を出て、大学とか専門学校に行っちまったから、誘ってくれるやつも、誘えるようなやつも居ないんだよ。それにおれは学校に行ってるわけじゃないから新しい友達ってのも居ない。休みができてもやること無くて暇なんだよ」
そこまで言い終えると、直人は残りの麦茶を一気に飲み干した。
「じゃあ先輩も一緒にどうですか?」
「何が?」
「僕がこんど行くカラオケですよ」
「おい冗談は顔だけにしろ。おれのカラオケのレパートリー、おまえも知ってるだろう」
「えっ、先輩何歌われるんですか?」
良太は目を丸くさせた。