シーソーが揺れてる
「バイトしなよ」
「えーっ?」
「毎日やること無いんだろ?」
「うん・・・」
「バイト」という台詞に、春香は数日前に見たあのメイド居酒屋のチラシを思い出した。
「なんなら、おれんとこ来る?」
「え?あんたの家に来いって言うの?」
春香の頬が急に暑くなった。
「もしかして、今何か勘違いしてない?」
「えっ?」
「まあおれの家でも間違いじゃないけど、おれが今言ってるのは家の店でバイトしないかって話」
「あーっ!」
春香の頬の火照りが少しづつ引いていった。だがそれに代わってこんどは一種の恥ずかしさのような物がじんわりとこみ上げてきた。
「なんだ。だったら最初からそう言ってよ紛らわしい」
それを押し隠すように春香は受話器のボタンをぐっと睨んで見せた。しかしあたりまえだがその姿は直人には見えていない。
「えーっ?」
「毎日やること無いんだろ?」
「うん・・・」
「バイト」という台詞に、春香は数日前に見たあのメイド居酒屋のチラシを思い出した。
「なんなら、おれんとこ来る?」
「え?あんたの家に来いって言うの?」
春香の頬が急に暑くなった。
「もしかして、今何か勘違いしてない?」
「えっ?」
「まあおれの家でも間違いじゃないけど、おれが今言ってるのは家の店でバイトしないかって話」
「あーっ!」
春香の頬の火照りが少しづつ引いていった。だがそれに代わってこんどは一種の恥ずかしさのような物がじんわりとこみ上げてきた。
「なんだ。だったら最初からそう言ってよ紛らわしい」
それを押し隠すように春香は受話器のボタンをぐっと睨んで見せた。しかしあたりまえだがその姿は直人には見えていない。