シーソーが揺れてる
「そう言うおまえこそ、最近何かあったのかー?」
「え?」
春香は言葉に詰まった。
あんなところを電話越しの直人に見せてしまった手前、今更何も無いなどとは言えない。春香は脳を必死に回転させて言葉を探した。
すると、何日か前の広美との会話を思い出した。それは合唱の練習に向かうバスの中で話してたことだ・・・。
「ねえ」
春香は直人を見た。
「何?」
直人もその視線に釣られるように春香を見た。
「夢って、何だと思う?」
「夢?」
「うん」
直人は考え込むようなしぐさを見せた。その姿に、春香の心臓がぴんと張りつめた。しかし、
「夢ってあれかー?寝てる時に見るやつ」
「はーっ!」
直人の答えに、張りつめていた春香の心臓が一瞬にして元に戻った。
「あっそうか・・・」
春香は気がついた。そして改めて自分の左隣に座る直人を見つめた。
「え?」
春香は言葉に詰まった。
あんなところを電話越しの直人に見せてしまった手前、今更何も無いなどとは言えない。春香は脳を必死に回転させて言葉を探した。
すると、何日か前の広美との会話を思い出した。それは合唱の練習に向かうバスの中で話してたことだ・・・。
「ねえ」
春香は直人を見た。
「何?」
直人もその視線に釣られるように春香を見た。
「夢って、何だと思う?」
「夢?」
「うん」
直人は考え込むようなしぐさを見せた。その姿に、春香の心臓がぴんと張りつめた。しかし、
「夢ってあれかー?寝てる時に見るやつ」
「はーっ!」
直人の答えに、張りつめていた春香の心臓が一瞬にして元に戻った。
「あっそうか・・・」
春香は気がついた。そして改めて自分の左隣に座る直人を見つめた。